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未分割遺産として調停を成立させ,遺言無効確認訴訟を提起したという事案

Solution

相談前

事件概要

父死亡により相続人は母と兄と妹(依頼者)。
母は認知症で施設に入所中。
遺産は不動産を中心に8億円以上(路線価計算)。兄が自分が跡取りと主張し,妹に相続放棄を迫った。
そこで、妹(依頼者)は遺産分割調停の申立てをした。
ところが、遺産分割調停係属中母が死亡。亡母には,独自の遺産はなかったが,父からの相続分について、兄に相続させるとの内容の公正証書遺言があることが判明した。
そこで,母が相続する予定の分については未分割遺産として調停を成立させ,遺言無効確認訴訟を提起したという事案。

 

 

相談後

解決結果

一 審:遺言無効を確認する。

控訴審:遺言無効を前提に相続分2分の1ずつの遺産分割を内容とする和解成立。

 

 

弁護活動

亡父の遺産分割調停において,母は認知症であったことから,調停成立が真近となった段階で成年後見の申立てをする予定であった。
ところが、調停中,依頼者が,兄から母の財産は自分が管理するからと言われたということで,不信を感じ(公正証書遺言を作成するとまでは予想しなかったが),成年後見の申立てを早め,開始決定を得た(医師の診断を得るについて兄から妨害があったりした)。
後日、成年後見の開始決定は,公正証書遺言の作成から6カ月後であったことが判明した。

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代表弁護士 大野 康博 (おおの やすひろ)

  • 所属
    • 東京弁護士会 登録番号 23191
    • 平成14年~現在 東京家庭裁判所家事調停委員
    • 平成24年~現在 原子力損害賠償紛争解決センター仲介委員(文部省)
  • 最終学歴
    早稲田大学法学部
  • 注力分野
    • 遺産相続・後見
    • 消費者被害
    • 交通事故
    • 労働
    • 借金問題
    • 企業法務
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代表者 大野 康博 ( おおの やすひろ )
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