法定後見の種類(後見・保佐・補助)
法定後見には、後見・保佐・補助の三つがあり、それぞれ後見人等に与えられる権限や職務の範囲が異なります。
■後見
後見の対象は、日常の買い物も一人ではできないような、判断能力が全くない方です。後見人は、本人の財産を管理し、本人に代わって法律行為をする権限があります。後見人には、日常生活に関する行為を除いた全ての行為についての取消権がありますが、同意権はありません。介護サービスの契約や不動産の管理など、日常生活に関する取引以外の行為については、後見人が本人を代理して行うことが前提となっているといえます。
■保佐
保佐の対象は、日常の買い物はできても不動産の売買などの重要な取引行為は一人ではできないような、判断能力が著しく不十分な方です。
保佐人には、民法で定められた特定の法律行為についてのみ、同意権・取消権があります。例えば、不動産の取引などの重要な行為については、本人が行為するためには保佐人の同意が必要となり、同意なしに行った場合には保佐人が取り消すことができます。
また、家庭裁判所の審判で本人の特定の法律行為について保佐人の同意権・取消権を追加することや、保佐人に特定の法律行為についての代理権を与えることができます。
■補助
補助の対象は、不動産の売買などの重要な取引行為を一人でするには不安があるというような、判断能力が不十分な方です。
補助人は、家庭裁判所の審判であらかじめ決められた、本人の一部の行為についての同意権と取消権、代理権を行使します。
補助開始の申立てだけでなく、同意見や代理権の範囲や内容についても、本人の同意が必要となります。
碑総合法律事務所は、東京都を中心に、全国にお住まいの皆様からのご相談を承っております。
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資格者紹介
Staff
![大野 康博弁護士の写真](https://ishibumi-law.net/wp-content/themes/498_ishibumi/img/top/staff.jpg)
代表弁護士 大野 康博 (おおの やすひろ)
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- 所属
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- 東京弁護士会 登録番号 23191
- 平成14年~現在 東京家庭裁判所家事調停委員
- 平成24年~現在 原子力損害賠償紛争解決センター仲介委員(文部省)
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- 最終学歴
- 早稲田大学法学部
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- 注力分野
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- 遺産相続・後見
- 消費者被害
- 交通事故
- 労働
- 借金問題
- 企業法務
- 刑事事件
- 離婚男女問題
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- 自己紹介
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事務所概要
Office Overview
事務所名 | 碑総合法律事務所 |
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代表者 | 大野 康博 ( おおの やすひろ ) |
所在地 | 〒105-0003 東京都港区西新橋1-20-3 虎ノ門法曹ビル804 |
TEL/FAX | TEL:03-3595-1631 / FAX:03-3595-1632 |
営業時間 | 平日 8:00 〜 24:00 (事前予約で休日、時間外対応可能です) |
定休日 | 土・日・祝日 (事前予約で休日、時間外対応可能です) |
アクセス | 都営三田線/内幸町駅徒歩3分 東京メトロ銀座線/虎ノ門駅徒歩3分 山手線/新橋駅徒歩7分 |